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検査ゲージにおける測定器具のお話

今日は測定器具のお話をさせていただきます。
当社で製作させていただく検査ゲージ(検査治具)は言うまでもなく専用設計となります。
各メーカーのお客様の考え方や、測定方法も様々ですのでお打合せをもとに仕様が決まっていきます。
例えばご使用になる測定器具をお聞きし、その測定器具で測定できるかどうかを考えながら設計していくわけですね。
測定器具として最初に鋼尺があります。
お客様によっては『コレ(鋼尺)1本で測定できる検査ゲージ(検査治具)を製作して欲しい』とおっしゃられるところもございます。

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【鋼尺】
次にテーパースケール(スキマゲージ)です。
製品(ワーク)に対して3スキブロックを構築し、その隙間にテーパースケールを挿入しタッチしたところでメモリを読みます。
読み取った数値が3.5mmであれば製品が-0.5mm(0.5mm小さい)となり、逆に2.5mmであれば+0.5mm(0.5mm大きい)となるわけです。

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【テーパースケール】
次に(スキマ)ボールゲージです。
先端がボール形状(球体)になっておりテーパースケールと同様、製品(ワーク)と3スキブロックの隙間に挿入してタッチしたボールの径で計測するための器具です。
お客様によってはピンゲージを使用したりもします。

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【ボールゲージ】
最後にダンチノギスです。
これは製品(ワーク)の意匠面と同一の面を構築し検査ゲージ(検査治具)側にのせて製品との段差を計測する器具になります。
検具の面より0.5mm飛び出していれば+0.5mmとなり、逆に0.5mm下がっていれば-0.5mmとなるわけです。

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【ダンチノギス】
これらの具体的なご使用方法は、また別途ご紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。

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