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自動検品・パレット詰め設備

背景

製造設備から排出されてくる部品は、ベルトコンベアに載せられ、ベルトコンベア終端に有る箱の中に溜まっていきます。この部品を作業員が検品し、パレットに詰めています。昨今の人手不足もあり、検品、パレット詰め作業を自動化、無人化したいというのが今回のご要望です。

元の設備をほとんど変更しない

元の設備を変更すると大掛かりになるため、元の設備の変更は最小にとどめて、新たな設備を付け足しました。

自動検品

製造設備から出てきた部品は、移動する台に載せられ固定されます。そこから第1のカメラの前で停止し、左右のカメラからの画像を認識し検品します。その後、第2のカメラの前で停止し、上下のカメラの画像を認識し検品します。
不良と判定された部品は、その先の穴の中に投下されます。

自動パレット詰め

検品で良品と判定された部品をロボットアームが掴み、パレットの中の決められた位置に順番に並べていきます。パレットがいっぱいになると、貯留スペースに送られます。新たなパレットが自動で配置され、ふたたび良品のパレット詰めが続きます。

協働ロボット

ロボットアームは、通常、周囲を柵で囲わなければいけません。動作中のロボットアームに一定の力が加わると動作を停止する共働ロボットにすることで柵の設置の必要が無くなり、安全で省スペース、ラインの変更にも柔軟に対応できます。

お客様のご要望は2時間無人で稼働できることでしたが、この自動検品・自動パレット詰め設備の導入で3時間無人で稼働できるようになりました。

お問い合わせ

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