今日はタイトルにもあります検査ゲージ(検査治具)の仕様のお打合せをさせていただく際に、ポイントとなる点について書かせていただきます。
まず私が製品図を広げて一番最初に確認するのは、その製品の基準がどこにあるか?です。
理由は検査ゲージ(検査治具)を設計する場合に『ベース面』が決まりますし、ベース面を意識して打合せすることで測定しやすさや、使い勝手をイメージできます。
次に寸法公差と幾何公差を確認します。
精度を要求されている箇所ですので、当然測定が必要な部分です。
したがってどんな仕様(スキブロック)が最適か見えてくるんですね。
同時にどのような測定具を使用して測定するかでご提案させていただく仕様も変わってきますので測定具の確認も同時にいたします。
最初に確認するのは製品の基準だということをお伝えしましたが、図面を広げる前に実はもっと大切なことをイメージするようにしています。
自動車の部品であれば、どこに取りつくどんな部品か?です。
内装/外装であれば建付上どこが最も大事なのか?相手物は何なのか?これまでの経験でどこの測定を要求されるかをイメージし図面を見ると、理解するスピードが格段に早くなります。
カッコよく言いましたが、ただ単に自動車が大好きで輸入車や国産車、様々なカーメーカーさんでの造りの違いに興味があることが一番大きいのかもしれませんね。