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スキマ 測定について(1)

今日は製品を測定するときの道具のお話をさせていただきます。
製品を検査ゲージに組付けて、外周スキブロックが3スキ設定となっている場合を例に、お話しさせていただきます。

3スキというのは、検査ゲージ(検査治具)の面が製品から3mmオフセットしてできている面のことを指します。
5スキであればもちろん5mmオフセットとなる訳ですが、お客様によっては2スキや1スキなんて場合もありますが、3スキが一般的です。
製品を検査ゲージ(検査治具)に組付けたときにスキブロックとのスキマが2.5mmしかなければ、製品が0.5mm大きいと判断し、逆にスキマが3.5mmであれば0.5mm小さいと判断します。
そこで、何を使ってスキマを測定するか?以前、測定具のお話をブログで紹介しましたが、お客様によって違ったりします。

①テーパースケール
②ノギス
③ピンゲージ
④スキマ ボールゲージ
の4種類が一般的です。

特徴としては
①と②は、測定するスピードは早いですが、測定誤差が多少あります。
③と④は、逆に測定するスピードは遅いが、測定誤差が少ないです。

理由は以下の通りです。
①と②は、数値を直接読み取ることができる。
力加減で測定値が変わってしまう。
③と④は、3スキであればφ3.0をスキマに差し込んで入らなければ、次にφ2.8、それでも入らなければφ2.6を差し込む。
それでも入らなければφ2.4と続く。
そこでφ2.4が入らなければ、間をとってφ2.5スキと判断します。

入る/入らないという感覚で判断するので、第三者と意見が合いやすいという理由から選ばれるケースも多いですね。
しかし何度も持ち替えては差し込む・・・
ということを繰り返しますので、時間がかかります。
〈続く・・・〉

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